アレッポをシリア政府が取り戻す!IS(イスラム国)とアメリカの意外な3つの関係

アレッポは、シリア北部にある大都市で、
西部はシリア政府が支配し、

東部は「反体制派」の
拠点となっていました。

ここをものにすることで
シリア内戦のゆくえが決まることから、

はげしい戦いが続いてきました。

アメリカ大統領選後、
シリア=ロシア連合は

アレッポに全力で攻撃を
しかけました。

一説には、ドナルド・トランプ氏が
ウラジミール・プーチン氏との電話会談で

自分が大統領になるまでに
ロシアがアレッポをものにするようにと

頼んだとも言われています。

アメリカがロシアの味方??

ドナルド・トランプ氏はやっぱり
プーチン信奉者?

いえいえ、これは実はオバマ大統領も
同じ考えだったのです。

ただ彼は表向き軍産複合体の意向に
逆らえないため、巧妙に演じてきました。

中東政治研究家青山弘之さんのはなしに
耳をかたむけてみましょう。

欧米諸国は対話の当事者として、アサド政権と
反体制派を同じテーブルに座らせようと
していますが、

この「反体制派」がそもそも存在しないのです。

「シリア内戦は、民主化を求める反体制派が
引き起こしたものではないのか」と、疑問に
思われるかもしれません。

しかし、シリアで起きた「アラブの春」は市民運動で、
政府と政治的な交渉ができるような
確固たる勢力ではありませんでした。

そのため、欧米は、ロシアやアサド政権がテロ組織と
みなすイスラム過激派を反体制派とみなそうと
しているのです。

「シャーム自由人」「イスラム軍」といった組織が
それに当たりますが、彼らはいまや改称した
ヌスラ戦線と公然と共闘しています。

「民主化」を理由に介入する米国は、
「穏健な反体制派」と呼ばれる勢力に
軍事訓練を施しました。

しかしながら、この勢力はイスラム過激派と
常に共闘しており、この支援は結果として
「テロリスト予備軍」を養成するに等しい
行為とも言えます。

 

2016年8月29日付け
『「危機の本質はISでもテロでもない」
気鋭の中東政治研究家が提言!』

という記事からの抜粋です。

記事全文はこちら ↓ ↓ ↓
https://courrier.jp/news/archives/60484/ 

事情通は、アメリカがシリアで支援してきたのは
実はテロリストであるということを常識として
知っています。

アメリカ(というか、国防総省)が支援してきた
IS(イスラム国)が重要な拠点である
アレッポを失ったわけですから、

アメリカの明白な敗北であり、中東における
覇権の喪失を象徴するできごとになります。

中東は今後ロシアの
影響圏になるでしょう。

そしてこれこそが、ドナルド・トランプ氏の
「アメリカ第一主義」の具現化でも
あるわけです。

IS(イスラム国)とアメリカの意外な
3つの関係をあげると、

①アメリカはIS(イスラム国)を2年空爆して
一切成果を挙げられませんでした。

なぜなら、まじめに
取り組まなかったからです。

②それどころか、IS(イスラム国)に
軍事機密である軍事衛星の情報を
提供し、シリア政府軍を追い込みました。

③「反政府穏健派」への軍事支援を行い、
じっさいにはIS(イスラム国)を強化しました。

一方、ロシアがシリア政府の要請に応えて
IS(イスラム国)を空爆し始めたら、

ものの2か月で
IS(イスラム国)は壊滅的な打撃を受けました。

この明白な事実から、
「ロシアは本気で国際問題に取り組む」
と評価が高まり、

周辺諸国は徐々にアメリカを捨て、
ロシアにすりよるように
なりました。

あのイスラエルも。トルコも。

この流れは、オバマ大統領が
名演技でつくりだしたものです。

それをドナルド・トランプ氏が
引き継ぐことになります。

アレッポで今後の中東の流れの
大枠が確定したというお話でした。


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